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Channel: a lace KIRIE 蒼山日菜のブログ
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著作権に関しての質問について

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色々質問をメールでいただきましたので、こちらで重要な部分を書かさせて頂きます。

先に、ハウツーにある図案を制作して、ブログにて「蒼山日菜のレース切り絵という本の図案を切ってみました」という紹介付きであれば発表化。

人に差し上げたりすることも、違反ではありません。

販売がいけない。ブログではまるで自分の作品のように書く。などがダメです。
著作権というのは、既存している人がその権利を握っている訳です。真似して作ったものを自分の作品のように書いてはいけないと言う事です。

そして、私の作品、図案を勝手に手を加えたり、いじったりして製作、発表したりしてはいけません。

私の作品、図案から作ったものを、「蒼山日菜の切り絵を作りました。●●円で売ってます」

これも完全に犯罪です。

ハウツーで作ったものを差し上げて、そのもらった方が、「蒼山日菜の切り絵」といって、売ったりしたらそれももちろん犯罪です。

私の手で作ったものではないので、もちろんの事ですが、そう言う事をする人もいると言う事です。

まず、著作権と言うのは、制作した本人が死亡して、50年だったと思いますが、そこからフリーになります。つまり、歴代の画家の作品を使っている人たちは、それらの制限を知っての事だと思います。
しかし、その作品の著作権が他に委ねられた場合は、所蔵権というのが出て来ますので、ちゃんと確認するべきです。

なので、私がヴォルテールや、ボードレールの詩を抜粋しているのは、ちゃんとそういった著作権の事を知っての事で、生きている人の作品を勝手に使ったりすると、ものすごい罰金を課せられます。

亡くなられて50年は、遺族が管理をします。

さて、ハウツーに載っているキティーちゃんですが、これは、ちゃんと発刊元である角川学芸出版さんが、サンリオさんにコラボの依頼をし、実現した事です。
ですから、一般の方の誰彼が勝手にキティーちゃんやサンリオさんの作品をコピーして発表したり売ったりして良いというものではありません。

許可が出なければ決して【商用】で使ってはいけないのです。

本来、本やブログ、サイトなどに、「ここにある画像は●●に著作権があります。無断で転載、使用を禁止します」と書かれていなくても、法律で決まっています。

ブログやサイトにある画像を、無断で転載される場合が私は海外でもどこででも本当に多いですが、あまりにも多くて規制出来ていませんが、これらに関しては、商用でなければ、そのうちどこかの画集などで見て「あ、この人だったんだ」と分かる範囲だから、まぁいいかな。。。と、私も緩く考えています。

私のサイトにある画像であることで、いつか人は辿り着くであろう事を想定し、特に私も気にしていません。

しかし、それをアートカタログなどに載せるという場合は、商用になるので、不可。私の許可が必要であると言う事です。

商用の場合は完全に引っかかります。

作品を使用して商品にしたり、コピーもしくは、似た物を作って販売したりというのは、商品にした場合、「コラボをしている」と見られるケースがほとんどだからです。
全く私には利益にはならず、一方の儲けだけになることは、法律でも禁止されていますが、それは理不尽でもあります。

そこから生まれる利益というのは、本来契約し、作家本人にも手数料が払われるのが当然です。ですから、法律で禁止されているわけです。

簡単だと思いませんか?
人の作った物を「あ、これいい」と言って商品にして売ったり、作ったりしてお金儲けするのって。

これは、アーティスト全ての人を労っての話です。私だけの事ではありません。

画家に拘らず、作曲家も何もかも、創造している人たちと言うのは、自分の力で最高の力を振り絞って作っている訳です。それを簡単に横から拝借と言うのはいけないよ。という、法律です。

画集、ブログ、サイトにある作品のコピー製作は硬く禁じます。
私のそれらの画像をアレンジして作ったものを発表したりというのも、禁止です。これも法律で硬く禁じられています。
検索すると結構出て来ますね。これらは本来、禁止なのですよ、、。

たまに、「作ったんですよ!」と、画集にある作品をコピーして製作、私に見せる方がいらっしゃいますが、本来はダメなんですよー。

せいぜい、私には見せないでください(笑)


ハウツー本はもちろん、図案も付いていて、「作ってみてくださいね!」という本です。商用しなければ、作って人に差し上げたり、ブログで、作ってみた!と書いても全然構いません。ぜひぜひ!
ただし、ブログなどに載せる場合は、出来れば、私の名前を入れてくださいね^^

もちろん、沢山作ってご自分の部屋に飾ったり、コレクションにするのは、個人で楽しむためのものですから、それらは是非!楽しんでください。

今度のハウツー本には、切り絵の応用もあります。
もっと切り絵を作ったらこんな楽しみ方もありますよ!というご紹介もしています^^



色々と書きましたが、それでもみなさんには切り絵を楽しんでもらいたい!ので、これからも、皆さんに喜んで頂けるようなハウツー本を出して行かれたらなぁと思います^^

よく、「真似なんか出来る人いるんですか?」と言われますが、ハサミが優秀なので、技術はみなさん上達するんですよ。時間差はありますが、案外、誰にでも出来る切り絵です。私が出来るんですから皆さんに出来ないわけがない。と、思っているので切り絵教室で教えているのですから^^

ぜひぜひ真似ではなくて、オリジナルを作れるよう製作を楽しんでください。

切り絵がブームになってくれている事は、本当に心から嬉しい事ですから、これらの著作権に関する事だけ、クリアにしておきたいと思いました。

ご自分で絵を描けるように、少しレッスンを重ねた生徒さんには、切り絵教室で指導しています。

そして今では立派にご自分の作品を作ってらっしゃる方も何人もいらっしゃいますので、ぜひぜひ切り絵楽しんでもらいたいです!

蒼山の切り絵に似ちゃう。けど、私って技術すごい!

と思ってる方は、勘違いです。

それは、ハサミが良いからです。

少し器用な方なら、誰にでも出来ます。切り絵教室に通ってなくても、自分で工夫をして、「こう切ったら切り易い」などを見つけたら、本当に簡単に細かい切り絵も出来てしまいます。

過信して突っ走ってる人がいるようですが、間違いです。

私も自分の腕ではなく、ハサミに感心してばかりです。

自分のプロデュースしたハサミの性能が良い事に、本当に職人さんには感謝をしております。

日本職人は本当に!スゴいです!

ただし、以前私のところに「このハサミを売りたいから、あなたの切り絵の画像を貸してほしい」と、メールしてきた業者がいます。
もちろん、そこのハサミを使った事もないのに、そんなインチキありません。
スルー。

そういう会社もあります。安い買い物ではないので、みなさまご注意ください。

まずは、眉毛切りハサミや、刺繍糸を切るハサミで、ハウツーの最初の方の切り絵は出来ますから、「あ!続けたい!」と思ってくださったら、蒼山日菜ブティックでのみ販売の切り絵用のハサミをご検討くださいませ^^

とりあえず、角川学芸出版さんから、9月末に新しいハウツー本が発売になります!
また楽しく切り絵してやってください!


フランスはもう秋。というか、暖房ほしいくらい寒いです。
日本はまだ暑いのかしら.....











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