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Channel: a lace KIRIE 蒼山日菜のブログ
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【新宿伊勢丹】個展に出品の作品をちょっぴりお披露目☆

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新宿伊勢丹での個展は、可愛らしい作品を揃えて行こうと今思っています。





それにくわえ蝶々ももちろん。


私の蝶々は2004年辺りから、「こういう風にモノクロで羽に柄を入れている人はいないなぁ」と思ってから、独自の絵柄を描いています。

そして、世界中のデザイナーが見ているFlickrという写真専門のSNSで発表し出してから、各国からの展示依頼(美術館が主)、世界のアート画集からのオファーが沢山来るようになりました。

しかし、ここのデメリットはコピーもされてしまうというデメリット。

気が付けば、私の蝶々にそっくりなピアスやグラスなどがあちこちで見られるようになりました。コマーシャルで見かけた時は、さすがにあちこちからメールが来ましたが、「私ではありませんよー」と(笑)

もしくは、日菜さんの作品に似てしまうのだけど売っても良いですか?とメールして来る人までおります。

ああ、著作権を知らないのかな??と思ったり。

法律で禁止です。似ていても禁止です。販売はもちろん、完全コピーはもちろん、アレンジしたものでも、似通ったものでも、著作権を持った人の許可なしに発表もしてはいけないのです。

しかし、それだけ世界中で気に入ってくださってるんだなぁ。と、複雑ながらも、前向きでいたある日、どこぞの企業さんに

「こういう蝶々、今どこにでもあるじゃない?.もっとこうオリジナルなものをこちらは求めているの」

と言われた時はさすがに、滅多に怒りませんが、

「あなたは私を知らなさ過ぎます。私はすでに2004年からこの蝶々を作ってる。それが分からないというなら、お仕事はお断りいたしますので宜しくお願いいたします」

と、お断りした事があります。
彼女は唖然として罰悪そうに謝罪していましたが.... 

しかしありがたい事に、こういった事件は一度きり。
他の企業さまからのお仕事は大体、デザイナーさんも「昔から日菜さんの切り絵は知っていて、(ネットで拝見しておりました。と、メディアではないのです!)いつかお仕事一緒に出来たらなぁと思っておりました」と言ってくださる方が大半。

本当にありがたく、あの一件はサラリと忘れられました。

考えつきそうで考えつかなかったデザインと言うのは、真似され易い。

人が考えそうで考えつかない事をする人というのは、見る角度が他の人と違うんですよね。

私だって昔は見ている方向一方通行でした。
フランスに来て色々変わったのかもしれない。
フランス人が普段見ているような風景を私が「●●みたいよね」と言うと、感心するのです。

先入観のない初めて目にするものへの印象は、大人になっても子供のような目線でモノが見れるものなんだ。と思いました。

普段見ている風景をちょっと違う角度で見てみると、全く違う世界が広がっていたりします。

例えば電線とか。ぼうっと見ている時がほとんどだけど、実はこんなにすごくごっちゃごちゃになっていて、色々な想像が膨らみます。

空。同じ場所から撮る空なのに、こんなに毎日まったく違う世界が見れる。
だから、私は同じ空であり、そうでない空を撮るのが好きです。










おもしろいのが、外人さんから見た日本の風景。

山手線、渋谷の男性の声のアナウンスがおかしい!と気付いたのは息子。
しぶや~ しぶや~ とアナウンスをみなさん普通に当たり前に聞いているけど、これを今度は息子が真似をして発声。

周りの方達大笑い!

「たしかにぃいいい!」と、言った男性もいました(笑)

いちやくお笑いスターになりました。

そして普通しないだろう、けん玉in山手線

サラリーマンの方が、おお!ちょっと貸してごらん。と、やってみるが、難しい。
やりたいんじゃん?みたいな事を息子がフランス語で。
息子は自慢げに、「まぁ見てください。」と、シャキーンと決める!

とにかく、すけばんデカ(ふるっ)のヨーヨーみたいに肌身離さず持ち歩いていました。

秋葉でもけん玉、原宿でもけん玉、浅草でもけん玉、伊勢神宮でも!けん玉。

電車でも我慢が出来ない龍とその友人。
空いてる電車でだけね。って言って、そぉっとやってました。
そして、3日でマスター。

日本人がもう興味のないものを彼らは夢中になってやり、それを見て日本人はやりたくなる。あの子達がやってるのを見て、どのくらいの大人が、へー、オレもけん玉なんて買ってみようかなぁ。なんて思ったでしょうか。

みんな瞬きしないで見てました。
失敗が続くと、ため息付いたり(笑)

ちょっとした「きっかけ」が何かのチャンスになったりするものだ。とも思います。

【イチニンシャ】と言うのは、こういうところから自然と【発想装置】が起動!なんですよね。
息子の視線に感心する私は、それらがヒントにもなってるのかもしれないです。

常識というモノに捕われていると、ワンパターンの発想で終わる。

この地球が誕生したとき、その人間が作り出した常識とは存在したのだろうか。

自然の原点に還ると、沢山のアイデアがわいて来ますね^ー^

さて、今日も切り絵しまーす♪

そして、ふとこのブログを書いている横でこんな表示。
こんなはみ出なくても良いではないか......。







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