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Channel: a lace KIRIE 蒼山日菜のブログ
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マリオだ!

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【題名のない世界】ぬりえ 蒼山日菜

 

 

先日、息子が財布をなくしたのですが、麻布警察から手紙が来て見つかったと。

息子の事故でお世話になった警察署なので、なんだか複雑な気分。

おまけに、落とし物課は交通事故課と同じ階で、これもなんだかドキドキ・・・。

なぜか、全て入っているのに鍵だけがなかったのです。怖い。。。

入っていた保険証の住所がまだ私の住所だったので、もしかしたら・・・うちに来て鍵を試しに開けに来たかもしれないです。。ゾッとしますね、、。でも、鍵違うので。

 

手続きを済ませて出て来ると、

 

 

 

 

 

これって・・ヘルメットとかないけど、オープンカーとしての扱いなのかしら?

初めて遭遇しました(笑)

 

 

マリオと言えば、息子とよく遊んだなぁ。

息子とは色んな事して遊びました^^

 

切り絵の仕事が忙しくても、私は息子を優先していたのを思い出します。

優先順位と言うのがあって、一番大事に思う事ってなんなのかな。

「母親」の役目というのはなんなのかな。

「父親」の役目と言うのはなんなのかな。

 

そこに焦点を当てると、子供の心の奥底にある「母親への切望」「父親への切望」が見えて来ます。

 

私は、息子の良い母でいたかった。

だから、まだ切り絵では食べて行かれない頃、他の仕事も自分の家で出来るベビーシッターを選んだのです。

子供を鍵っ子にするのがすごくイヤだったのです。

自分がとても寂しい思いをしたせいか、理想の母親は家に帰って来たら甘い香りのする家で、「もうすぐクレープ焼けるよ」と言って待ってる母親です。

 

ベビーシッターの10時間労働は大変です。

でも、こうすることで、息子が学校から帰って来ると私がオヤツを作って待ってるという息子にとって幸せな生活が送れたのです。

朝も沢山ハグして、私は家仕事なので忙(せわ)しくないですから、息子にいつも笑顔で優しいママ。を見せてあげれていました。

 

息子の友達は皆、口を揃えて「羨ましい」と言ったそうです。

その言葉を聞いて私は息子の友達たちも息子のようにしました。

みんな第二の母のように思ってくれて、泊まりに来たり、ご飯をよく食べに来てくれました^^

 

みんな、生活をするので大変。フランスは共働きが90%です。

私はそんな働くママさんの代わりに子供を世話する仕事にしたのです。

この仕事はあまり人気がありません。何せ、労働時間が長く、データの処理とは違って子供の世話ですから責任がとてもあります。

でも、私は息子のためにこの仕事の資格をとりました。

 

 

 

私にはなぜ母性があるのか。

それは役目だから。

 

そう思いながら息子を育てました。

 

どんなに大変な仕事が舞い込んで来ても、彼がいない間に仕事をして、帰って来るとさっさと頭を切り替えて、オヤツを作り、一緒に遊んで宿題をして、お風呂に入って、一緒にゲームして(ダイヤモンドゲームが大好きでした^^)、読み聞かせをして。

 

彼が寝付くとまた仕事をし出す。

そんな毎日を過ごしていました。

息子がまだ幼稚園に行く前は、二人でアホか?と思うほど沢山沢山絵を描きました。

お互いを褒め合い、お互いアイデアの出しっこをして。本当に楽しかったし、子供から学ぶ事は沢山ありました。

 

息子はだから今も本当に絵が上手です。

表現力も豊かです。

 

ところが、彼が受験前に私は日本での仕事が多くなり、ひとりにしてしまったのです。

もう大きいからと油断しました。

英語の授業をエスケープするようになりました。躓いたのです。

問題が起こったとき、私はそこにいなかったのです。

彼は私に心配かけまいと、黙ってひとりで抱え込んでいました。

途中で学校から「このままでは英語の単位が足りない」という通知。

 

そして高校を卒業出来なかった・・・。

卒業するには(バカロレアをとるには)もう一年、学校に行く必要が出来てしまったのです。

 

まだ未成年で子供。母親の愛情は必要なのだと悟って、日本でもう一度卒業に向かってフランス学校に行かせました。

痛いほど高かった学費ですが、頑張った!

 

子供と言うのはいつまでも母親には愛情を求めるものだと思います。

 

 

両親は、それぞれの役割があり、それぞれを尊敬して育つ。

そんな気がします。

 

子育ての流儀ってどこにあるのか分からないけど、愛情の表現は気をつけなくてはいけないと、息子が大きくなって初めて分かったのでした。

 

子育てとは「トライアル」なんてものがなく、ぶっつけ本番で時が過ぎて行き、手探りで育てていきます。その環境が正しいかどうかは、育ってみないと分からないものだなぁ。と息子を見て思います。

 

今一生懸命、言葉もあまり分からない国で、自立してやっていこうと頑張ってる息子です。

 

母は口出さず。

どこまでひとりで出来るか。

 

私も、フランスで言葉が分からずで仕事が全くなかった・・・。

見守ってるので、本当にヤバくなったら「ヘルプカード」使って良し(笑)

 

頑張って、KUMONの日本語教室で勉強して(笑)

自分の力で何かを成し遂げて行ってください。

 

愛してるよ~^^

 

 

 

 

 

 


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